気功の基本姿勢
まずは、型から
健康目的でしたら、型から入られることをお勧めします。
基本姿勢
1)舌を上顎につけます。体をリラックスさせて肩の力を抜き、
両足を肩幅に開き、足のつま先を内側に向けます。
(足がカタカナの「ハ」の字型になります。)
2)膝を軽く曲げます。
腰は少し落とす程度で、曲げすぎても、曲げ方が浅くても
よくないようです。
このときに、膝と足先が垂直に並びます。
また、腹が前に出ないようにして下さい。
(腹が前に出ますと、腹が緊張してしまいます。)
正しく立つと力は下腹に入り腹が楽になります。
(この練習は膝の強化にもなります。)
3)両手を前に出して、掌を向かい合わせます。
4)両手の掌を下向きにします。
5)両肘を肩の高さまで上げます。
このときの掌は下向きです。
6)掌を脇腹の方に向けます。
7)肘を曲げたまま、両肘を脇につけ、両手の掌を上にして、
指先は前に向けます。
この時には脇に卵が1個入るくらい空けて、両肘で脇を
締めないようにして下さい。
8)両手を前に出して、両手の掌を下に向けます。
肘は90度に曲がり、肘と身体が腰から斜めに15cm
くらいはなれるようにします。
この時には手首を曲げないようにします。
手首が曲がりますと気血の流れが止まってしまいます。
また各指は間隔をとって互いの指がくっつかないように
して下さい。
9)そのままの姿勢で5分間静止します。
10)終功の時は、両手を軽く握りながら背伸びをし、
鼻で息を吸いながら手を押し出すようにして、地面と
水平にし、両手を握ったまま向かい合わせて、
肘を曲げ、息を吐きながら両手を下ろします。
この時に、ぎすぎすした動きにならないように、
注意して下さい。
練習上の注意事項
呼吸は終功以外は自然呼吸です。
動作の間は力が入らない様にしてください。
特に肩の力を抜いてください。
2,3度、肩を上げ下げすると効果的です。
練習をしながら話をしたり、音楽を聴きながら、テレビを
見ながら、みんなOKです。
ただ、食後30分間は練習は避けてください。
食後は気血が胃と腸に集中しますので、胃に集まった気を
分散させてしまいます。
参考書
動作が、わかりにくいようでしたら、
下記の本を参考にして下さい。
170ページに基本姿勢のイラストが入っております。
続けて体力気功法の説明がされておりますが、
できれば、第一段から第三段までを練習してください。
この功法は3ヶ月間くらいかけて教わりました。
ですから、イラストを参考にして、
十分に時間をかけてマスターして下さい。
疑問点があれば、遠慮なくメールを下さい。
私が習った時には、先生が説明してくれることばと、
動作を目でみることだけでした。
この体力気功法の文章は、教室にきていた受講生のノートを集めて
作ったものです。
美容、健康目的でしたら、第一段から第三段までを、
しっかりマスターしてくれれば十分です。
第四段、第五段は第三段までマスターされた方が行う、
応用編と考えてください。
いうならば、中級編です。
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